登山道の状況(7月12日時点)

投稿日時 2006-07-12 22:19:27 | カテゴリ: 白馬登山トレッキング情報

■白馬大雪渓
白馬尻の手前から雪渓に入ります。白馬尻の残雪は2〜3メートル。小屋の周辺は雪に覆われてます。大雪渓の雪は固めで、所々にアイスバーンがあります。距離が長く滑りやすいので、アイゼン必携です。できればピッケル(もしくはストック)をご用意ください。アイゼンは猿倉、白馬尻の小屋で販売してます(1000円)。レンタル(700円)は白馬駅横の「北アルプス総合案内所」か「おじさんの店」で取り扱ってます。
葱平は夏道が出てます。葱平取り付きは混雑しますし、上部からの人工落石の危険もありますので、すみやかに移動して上部の安全な場所で休憩するようにしてください。

■葱平〜小雪渓〜頂上宿舎
小雪渓は100メートルほどトラバースします。ステップカットされている所を歩いてください。小雪渓からの滑落は致命的なので、アイゼンの装着をお勧めします。
お花畑は夏道が出てます。白馬岳頂上宿舎手前に100メートルほどの雪渓があります。

■白馬稜線
白馬大池〜唐松岳間には、一部を除いて夏道が出ています。雪が残っている所は、天狗山荘の周辺と白馬大池山荘の周辺の2ヶ所です。

■白馬大池〜白馬乗鞍岳〜天狗原〜栂池
白馬乗鞍岳から天狗原までは全面雪がついてます。ベニガラがまかれてます。斜度がありますので、アイゼンの装着をお勧めします。
天狗原近くの傾斜が緩くなったところでは、雪の踏み抜きに注意してください。天狗原から栂池までは、雪道と夏道が半々です。現在ベニガラはなく、黄色や赤色のテープで指示されてます。ガスで視界が悪い時の道迷いに気をつけてください。

■白馬鑓ヶ岳〜鑓温泉
残雪が多いため、現在通行禁止になってます。鑓温泉小屋開業予定の7月15日以降に開通する予定です。八方尾根から見た感じでは、稜線から鑓温泉小屋までほとんど雪が残ってました。鑓温泉小屋周辺は急斜面で滑りやすいため、アイゼンなど充分な装備が必要です。またガスで視界が悪い時の道迷いに注意してください。

■八方尾根
八方池山荘〜八方池の間は、巻き道・尾根道とも通行できます。巻き道の一部に残雪があります。八方池から上部の下の樺・上の樺に雪渓を2ヶ所通過するところがあります。
丸山ケルンの手前に100メートルほど雪渓が残ってます。丸山ケルンから先の一部で夏道に残雪があるため、冬道(尾根道)を通過するところがあります。八方尾根最上部(唐松岳頂上山荘手前)は夏道通過できます。一ヶ所だけ雪渓を歩きますが、広くステップカットされてますので、安心してわたれます。


全体的に、稜線はほぼ夏道が出ていますが、稜線にあがるまでの登山道にはまだ多くの残雪があります。雪解けの状態は日々大きく変化しますので、現場の指示はもちろんですが、ご自身で安全なルートを選んで歩くようにしてください。




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