白馬登山情報 - 最新エントリ |
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2006/07/06
カテゴリ: 白馬 山だより :
執筆者: studioM (22:00)
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夏山シーズン直前、高山植物が咲き始めてます。 【高山植物】 黒菱平にニッコウキスゲ、ワタスゲが咲き始めてます。グラートクワッドリフト線下には、ミヤマアズマギク、ヨツバシオガマが数多く咲いてます。 八方池までのコースには、イワシモツケ、ミヤマアズマギク、ミネウスユキソウ、イブキジャコウソウ、ムシトリスミレ、タカネバラ、マイズルソウなどが咲いてます。例年に比べると数・量ともまだ少なめで、これから本番を迎えそうです。 八方池から丸山ケルンの間は、シラネアオイが満開です。そのほかに、ミヤマアズマギク、ハクサンタイゲキ、サンカヨウ、キヌガサソウ、ショウジョウバカマなどが咲いてました。 唐松岳頂上山荘周辺に、クロユリ、ハクサンイチゲが咲いてました。コマクサはごく一部が咲き始めたところです。 【登山道】 八方池山荘から八方池までは、尾根道、木道の巻き道、どちらも通行可能です。 八方池を越えて下の樺〜上の樺間に雪渓が残ってます。先日ステップをきる作業が行われましたので、そちらを通過するようにしてください。雪解けの進行により夏道が出てきたり、ステップの形が崩れたり、雪の状態は日々変化します。現場の状況をよく見て安全なルートを選んで歩いてください。雪上歩行に自信のない方はアイゼンの携行をお勧めします。 扇の雪渓を越えて丸山ケルンの手前に200メートルほどの雪渓があります。ベニガラがまかれてます。 丸山ケルンから上部にもまだ多くの残雪があります。夏道は現在ステップをきる作業を行ってますので通行することはできません。冬道(尾根道)を歩くようになります。現場の指示に従って歩いてください。尾根道には雪はありません。 山行写真 スライドショー |
2006/07/06
カテゴリ: 白馬 山だより :
執筆者: studioM (21:00)
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夏山シーズン前ですが、白馬の稜線は高山植物が数多く咲いてます。 【高山植物】 白馬岳から天狗山荘にかけて、ウルップソウが満開です。夏山シーズンではほとんどが咲き終わってしまいますので、今が一番の見頃。ほかにもハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、ミヤマダイコンソウ、イワベンケイ、イワウメ、ツガザクラ、ハクサンチドリ、タカネヤハズハハコ、ミヤマオダマキ、ミヤマクワガタ、クモマスミレなどが咲いてます。頂上宿舎から杓子岳の間と天狗山荘の周辺に数多く咲いてました。 不帰2峰南峰にチングルマが咲き始めてました。 【登山道】 白馬岳から唐松岳の稜線には、一部を除いて雪渓はありません。ほとんどが夏道です。雪渓の残っているところは天狗山荘の周辺ですが、ベニガラやロープで案内されてますので、指示に従って歩いてください。雪渓は約200メートルあります。不帰2峰の信州側を巻く場所に20メートルほど残雪がありますが、雪と壁の間を歩けます。不帰2峰北峰直前にも雪の塊がありますが、これも横を迂回して登れます。 不帰ノ嶮は、雨やガスにより岩が濡れて滑りやすい状態です。特に2峰での滑落は致命的なので、慎重に行動するようにしてください。 白馬鑓ヶ岳から鑓温泉方面への下山ルートは、残雪が多いため現在通行止の表示がされています。雪渓でのスリップ事故や視界不良による道迷いの危険がありますので、初心者の方は歩かないようにしてください。 鑓温泉小屋は現在組み立て中なので、宿泊することはできません。7月15日営業開始予定です。 山行写真 スライドショー |
2006/07/06
カテゴリ: 白馬 山だより :
執筆者: studioM (20:00)
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雪解けは進んでいますが、それでも例年に比べ残雪は多めです。スリップ事故や落石には充分に注意してください。雪解けしたところからは、高山植物か咲き始めています。 【高山植物】 猿倉から御殿場(白馬尻手前で広い登山道から狭い登山道に変わる場所)までは、タニウツギやギンリョウソウなど、お花はまだ少ない。 御殿場から白馬尻周辺では、シラネアオイ、キヌガサソウ、サンカヨウ、ズダヤクシュ、オオサクサソウ、ニリンソウなどが咲いてます。白馬尻周辺のシラネアオイは今が見頃です。 葱平周辺では、ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ウメハタザオ、ミヤマダイコンソウなどが咲き始めたところでまだ数・量とも少ない。 大雪渓上部のお花畑では、ウルップソウ、ハクサンイチゲが見頃。ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマシオガマ、ヤマガラシなどが咲き始めたところです。 【登山道】 猿倉から白馬尻手前までは夏道が出てます。雪解け水で岩場が濡れていますので、スリップに注意してください。 白馬尻手前から大雪渓に入ります。白馬尻の小屋周辺でまだ3〜4メートルの積雪があります。白馬尻荘、白馬尻小屋の組み立ては終わってました。現在小屋内の準備を進めている所と思われます。 大雪渓は白馬尻手前から葱平まで雪上を歩きます。雪は堅くしまっており、アイスバーンになってる所がありますので、スリップしやすい状態です。アイゼンとピッケル(またはストック)は必携です。落石も多く発生してますので、注意してください。ベニガラはまかれてました。 葱平は夏道が出てます。小雪渓の取り付きまで夏道を歩けますが、小雪渓の手前は雪解け水が大量に流れてますので、スリップに気をつけてください。小雪渓はステップをきってくれてありますが、雪解けにより形がくずれ谷側に傾斜しています。ここでの滑落は致命的なので、アイゼンを装着して慎重に通過するようにしてください。 小雪渓をトラバースしたあと、避難小屋周辺にもまだ雪が残っています。その上のお花畑から夏道が出ています。ベニガラがまかれてますので、ベニガラを目印に安全なルートを歩いてください。 お花畑は夏道が出てます。枕木の階段が一部崩れてますので、慎重に通過してください。白馬岳頂上宿舎直前に100メートルほど雪渓が残ってます。やや右上するように登ってください。 猿倉から頂上宿舎まで、全体の7割は雪上歩行です。スリップ事故のないように注意してください。 山行写真 スライドショー |
2006/06/23
カテゴリ: 白馬 山だより :
執筆者: studioM (19:10)
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雪解けが進み、高山植物が咲き始めています。 【高山植物】 シラネアオイ、ミズバショウ、ザゼンソウ、サンカヨウ、コイワカガミ、ショウジョウバカマ、ツバメオモト、コミヤマカタバミ、キヌガサソウ、オオサクラソウ、ベニバナイチゴ、オオカメノキ、ムラサキヤシオツツジ、タムシバ、エンレイソウ、ミツバオウレンなど。 シラネアオイは今が見頃。 【登山道】 一週間前に比べ、かなり雪解けが進んでます。鑓温泉へ向かう登山道は、途中まで夏道を歩き、猿倉台地手前から雪上と夏道のミックスになります。小日向コル方面への抜け道がわかりづらくなっており、一部藪こぎになります。 長走沢上部は雪がびっしりついてますが、下部は所々で雪が割れており、特に堰堤近くは踏み抜く可能性があって危険です。高巻きすれば藪こぎで苦労しますので、鑓温泉へ向かう夏道から長走沢方面へ分岐するルートが一番無難です。 山行写真 スライドショー |
2006/06/17
カテゴリ: 白馬 山だより :
執筆者: studioM (23:30)
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こちらのルートも残雪が多く、ほとんどが雪上歩行です。雪解けしたところからは春の花が咲き始めており、ダケカンバの新緑が美しい。 鑓温泉の小屋は組み立て前のため、宿泊することはできません。幕営は可。露天風呂は自由に入ることができます。 【高山植物】 小日向のコルから鑓温泉の間にシラネアオイ、ニリンソウ、カタクリ、ショウジョウバカマ、サンカヨウ、エンレイソウ、オオサクラソウ、ミズバショウ、リュウキンカなどが咲いていました。特に杓子沢を渡った先の右岸にシラネアオイが群生して咲いてます。キヌガサソウは一株だけ咲いているのを見つけました。 稜線を歩いてきた登山者の話では、白馬岳周辺でツクモグサが満開、ウルップソウは一部で咲き始めているようです。 【登山道】 猿倉から鑓温泉の分岐を過ぎてしばらくは夏道を歩きますが、水芭蕉平を過ぎた猿倉台地の手前から雪上を歩くところが出てきます。雪の厚みが薄いため、踏み抜きや樹木の跳ね上がりに注意してください。 猿倉台地から小日向のコル〜鑓温泉まではほとんど雪上を歩きます。夏道はごく一部が出ている程度ですし、この時期は夏とは異なるルートを歩きますので、視界が悪い時は迷い込みに注意してください。こちらも一部で雪渓の厚みが薄くなっている箇所がありますので、雪の踏み抜きには充分注意してくだい。雪の状態も日々変化していますので、適切なルートファインディングが要求されます。 上部からの落石にも注意してください。 山行写真 スライドショー |
2006/06/01
2006/05/31
カテゴリ: 白馬 山だより :
執筆者: studioM (22:40)
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猿倉〜村営頂上宿舎上の稜線まで、ほとんど雪上を歩きます。白馬尻は小屋開け準備中(除雪)。例年にない残雪のため、除雪作業が遅れており、小屋開けも遅れる恐れがあります。避難小屋はまだ雪の下でした。稜線の残雪もいつもより多め。 【高山植物】 猿倉から大雪渓に向かう途中にショウジョウバカマ、エンレイソウ、ニリンソウ、ザゼンソウが咲いてますが、まだ量は少なめ。白馬尻に少量のニリンソウが咲いてます。 葱平・お花畑はまだ雪に埋まってます。稜線は雪解けしているものの、お花(ツクモグサ)が咲くのはまだもう少し先です。 【登山道】 猿倉〜白馬尻間は、5/27白馬大雪渓の時と同じ。 白馬尻〜稜線間は全面雪上歩行です。大雪渓の白馬尻周辺はスプーンカットが出来始め。雪質は表面が柔らかい状態です。落石が出始めてますので、注意してください。 葱平はごく一部の登山道が出ていますが、歩くのは雪上です。葱平から小雪渓にかけては急斜面です。滑落すると一気に滑り落ちますので、気をつけてください。 白馬岳へ登る稜線は雪解けして登山道が出てます。 山行記録 山行写真 スライドショー |
2006/05/27
カテゴリ: 白馬 山だより :
執筆者: studioM (22:50)
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猿倉〜白馬大雪渓も残雪は多く、例年に比べ3週間ほど雪解けが遅れている感じです。猿倉荘の周りにはまだ雪が残っており、白馬尻の積雪は7〜8メートルあります。白馬尻では小屋開け準備で除雪作業をしてました。 【高山植物】 猿倉から大雪渓に向かう途中にエンレイソウ、ニリンソウが少しだけ咲いてました。サンカヨウは芽を出し始めたところ。白馬尻周辺にニリンソウ、エゾエンゴサクが咲いてます。いずれもまだ咲き始めたところで、数・量とも少ないです。 大雪渓に向かう林道はブナが芽吹いており、白い雪面に芽吹きの緑が鮮やかでキレイです。 【登山道】 猿倉荘の横から雪上を歩きます。ごく一部は雪解けしたの登山道を歩きますが、ほとんどが雪上歩行です。コースさえ選べばスキーで猿倉荘近くまで下山できるほどです。 長走沢も雪に覆われてますが、ここは高巻きして通過した方が安全です。今後雪解けで状態が日々変化すると思いますので、安全なルートを選ぶようにしてください。長走沢に限らず他の場所でも雪解けで状態が刻々と変化しますので、現場の状況を見て判断してください。ブロック雪崩が発生していますし、そろそろ落石も落ち始めてます。通過には充分注意してください。 大雪渓にはまだベニガラはまかれていません。 山行写真 スライドショー |
2006/05/22