白馬岳稜線では高山植物が咲き始めてます。
【高山植物】
猿倉〜白馬尻
タニウツギ、ウワミズザクラ、ショウジョウバカマ、サンカヨウ、ニリンソウ、キヌガサソウ、シラネアオイ、エンレイソウ、コミヤマカタバミなど。
お花畑
ウルップソウ、ハクサンイチゲなど。森林管理署看板手前のごく一部に咲き始めてます。
白馬岳
ツクモグサ、ウルップソウ、ハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ、キバナシャクナゲ、ウラシマツツジなど。いずれも咲き始めたところで、これから種類、量ともに増えてきます。
小蓮華山〜白馬大池〜白馬乗鞍岳
ミヤマキンバイ、ウラシマツツジ、キバナシャクナゲ、イワウメ、イワカガミ、コメバツガザクラなど。
天狗原〜栂池
チングルマ、ミズバショウ、ミツバオウレン、コミヤマカタバミ、イワカガミ、エンレイソウなど。
【登山道】
猿倉から白馬尻手前までは夏道を歩き、白馬尻手前から雪渓に入ります。白馬尻小屋周辺は5メートルの残雪があり、例年より多め。
大雪渓の取り付きは白馬尻手前から。大雪渓にはベンガラあり。葱平は夏道が出てます。葱平上部から雪渓をやや左上し、小雪渓にあたる場所をトラバース(約100メートル)します。ここはカッティングされてました。
その先村営頂上宿舎までは、夏道と雪上が半々。お花畑周辺の残雪量はやや多め。
稜線はほぼ夏道が出てますが、三国境の手前に急な雪壁がありますので、気をつけて通行してください。その先白馬大池まで所々に残雪があります。
白馬乗鞍岳から天狗原までは全面雪です。手掛かり用にトラロープが設置されてました。上部は急斜面なので、アイゼンの装着をお勧めします。天狗原は木道が出てます。
天狗原から栂池自然園まで、夏道と残雪の割合が半々です。雪上や迷いやすいところにはベンガラや赤布でマークされてます。
夏山の頃に比べ、まだまだ多くの残雪があります。アイゼン(6本爪以上)、ストック(ピッケル)必携です。大雪渓では落石に注意してください。