
白馬岳 |
山域・山名 | 白馬岳 |
山行日 | 2006年5月31日(水) |
山行形態 | ピストン |
行程 | 猿倉 − 白馬尻 − 大雪渓 − 白馬山荘 (往復) |
天気 | 麓は晴れ、山は雨時々くもり+強風 |
メンバー | 単独 |
歩行時間 | 猿倉(7:35) − 白馬尻(8:25) − 村営頂上宿舎(11:20) − 白馬山荘(11:45-12:05) − 白馬尻(13:20) − 猿倉(14:05) |
毎年恒例でもないが、白馬岳に登って残雪の状況を確認してきました。 早朝に見たサッカー日本−ドイツ戦の興奮冷めやらぬまま猿倉入山。お天気は良さそう。猿倉から白馬尻までは4日前の貞逸祭で歩いているが、その後雪は少し 解けた程度であまり変化はない。カッコウ、ウグイス、ホトトギスなどの鳴き声を聞きながらのんびりと登っていく。 白馬尻では相変わらず小屋開け準備の除雪作業をやっていた。いつもなら除雪が終わって小屋の組み立てが始まる頃だが、今年は大量の残雪の影響で、 いまだに土台の基礎が見えてこない。除雪脇の雪の壁は高さが7〜8メートルもある。このままだと小屋開けが遅れるかもしれない。 白馬尻でアイゼンを装着し歩き始めて数分後、ポツリポツリと雨が降り出した。そのうちに雨足が強くなり風も出てきたので、急いでカッパを着た。 雨は次第に本降りとなり、このまま登ろうか引き返そうか迷ったが、とりあえず葱平の見えるところまで登ってそれから考えようと、雨の中雪渓を登り続けた。 |
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三号雪渓合流点までの急斜面を登りきると斜面が緩やかになり、正面に葱平が見えてくる。相変わらず雨は降り続いている。先行している山スキーの人達が登頂を
あきらめて滑り降りてきた。雨の中おにぎりを食べながら再び登るか引き返すか迷うが、天気が回復するだろうという根拠のない甘い期待だけで登ることに決めた。 葱平の手前からは斜面が急になるが、以前登った人の足跡(ステップ)があったので、それをありがたく利用させてもらうことにした。 葱平のあたりで予想通り(!?)雨がやんでくれたが、風は強いままだ。葱平はごく一部の登山道が雪解けして出ている程度で、登り下りとも雪上を歩く。 葱平の上部から右上にトラバースし、避難小屋をかすめてお花畑方向に向かう。 避難小屋はいつもなら屋根が雪面から飛び出しているが、今年はまだ雪の下だ。このあたりもかなり残雪量が多いことがわかる。 ![]() 白馬山荘に到着後20分ほど休憩し、一旦白馬岳に向かったが、風で体が飛ばされそうになり、登頂をあきらめて下山することにした。下りはアイゼンを外して 靴で滑りながら降りていく。急斜面はグリセードで降りる。登りは時間がかかったが、下りはあっという間だ。 白馬尻に着く頃には天気が回復して風もなくなった。もう少し早く回復してくれれば、と思うが、山というのはこんなものか。 ![]() ![]() ![]() |