
7月22日に大雪渓上部で崩落がありましたが、現在は常駐隊員監視のもと安全に通行することができます。
【高山植物】
猿倉〜白馬尻には、オニシモツケ、タマガワホトトギス、ヤグルマソウ、オオバミゾホウズキ、オオレイジンソウ、オタカラコウ、ニリンソウ、サンカヨウ、エンレイソウ、キヌガサソウなどが咲いてます。
村営白馬尻荘手前は雪解けしたばかりなので、春の花が咲いたところ。白馬尻小屋手前のキヌガサソウ群生地には、まだ大量の雪があり、キヌガサソウは雪の下です。
葱平には、ミヤマキンポウゲ、オタカラコウ、ハクサンフウロ、テガタチドリ、クルマユリ、ミヤマクワガタ、イワオウギ、ムカゴトラノオ、ミヤマオダマキ、ハクサンイチゲなど。シロウマアサツキはつぼみでもうすぐ咲きます。
お花畑には色とりどりの花が咲いてます。特にミヤマキンポウゲ、シナノキンバイの黄色、ハクサンイチゲ、イワオウギの白色がそれぞれ絨毯のように下から上まで一面に咲いてます。
その他には、ハクサンフウロ、イブキジャコウソウ、ミヤマオダマキ、タカネシオガマ、オタカラコウ、ヤマガラシ、チシマギキョウ、タカネツメクサ、シコタンソウ、クルマユリ、テガタチドリなど。
【登山道】
村営白馬尻荘の直前にはまだ雪が残ってます。
大雪渓の取り付きは、白馬尻小屋から10分ほど登ったところから。それまでの間に何ヶ所か雪上を歩きますが、距離が短いためアイゼンなしでも歩けます。大雪渓を歩くときはベニガラに従って歩いてください。
大雪渓上部で発生した崩落により、白馬岳側から大量の土砂や岩が流れ込んでますが、安全に歩けるようにルート設定されてます。崩落した土砂の上を30メートル程歩きますが、常時係員(夏山常駐隊)が監視していますので、現場の指示に従って歩いてください。
小雪渓は急な斜面を100メートルほどトラバースします。部分的に凍ってアイスバーンになっているところもありますので、必ずアイゼンを装着してください。
小雪渓を通過後は、稜線まで夏道が出てます。
梅雨明けして大雪渓への入山者が増えてきました。雪渓の途中で岩や木に座って休憩している人が多く、ほとんどの人が下流方向に向かって座ってます。もし落石が発生した場合、発見や初動が遅れて大事故につながる恐れがありますので、雪渓で休憩する時は上流方向に向かって立って休んでください。